QuarkXPress6.1の新機能

QuarkXPress6.1日本語版は、QuarkXPressの旧バージョンをさらに進化させ、従来の単なるページレイアウトツールの範囲を超え、クリエイティブワークを着実に進めるための作業環境を構築するプラットフォームとして機能します。 これを実現する数々の機能をご確認ください。

  1. レイアウトスペース
    QuarkXPress 6では複数のレイアウトスペースを含む「プロジェクトファイル」という概念が用いられています。同一ファイル内に「印刷」と「ウェブ」という二種類のレイアウトスペースを持つことができるため、コンテンツを共有する複数メディア向けプロジェクトをデザインできます。
    レイアウトスペースの採用により、同一プロジェクト内にページサイズの異なる印刷レイアウトを複数持つことも可能になりました。さらに、作成したレイアウトのメディアタイプを「印刷」から「ウェブ」へあるいはその逆に変換できるため、レイアウトスペースを毎回一から作成する必要すらありません。あるテキストが複数のレイアウトスペース上で共通使用されるような場合は、それぞれのレイアウトスペース間でテキストを同期(シンクロナイズ)させておくことにより、あるテキストが修正された際には他のレイアウトスペース上の同期テキストも自動的に変更されます。

  2. レイヤー
    レイヤーによってQuarkXPressプロジェクトファイルは階層化が可能になりました。例えば多言語版の製品解説書なども、一つのプロジェクト内で言語ごとにレイヤーを使い分けることができます。レイヤーパレットでレイヤーの作成、統合、編集、削除を行なうことができます。

  3. 印刷レイヤ
    QuarkXPress 6では、印刷用ダイアログボックスに印刷するレイヤーを指定するためのオプションが追加されました。レイヤーごとに印刷する/しないを選択することもできますし、または一括設定することもできます。

  4. レイヤーのロック
    レイヤーに対して「ロック」を適用すると、レイヤー上のすべてのアイテムは選択や修正が行なえなくなり、誤操作を防ぐことができます。

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  1. テーブル
    QuarkXPressに印刷/ウェブの両レイアウトで利用可能な表組み機能が加わりました。テーブルの各セルには、テキストだけでなく画像を取り込むこともできます。
    テキストセルは、セル同士またはテキストボックスとリンク可能で、タブキーで移動できます。セルとグリッドラインは、隣接するセルとの関連属性として扱えるため、行や列を挿入する場合も隣接する行や列の属性に準じたフォーマットで効率よく挿入することができます。セルの背景、ボックス、グリッドラインへカラーを適用でき、画像セルへはクリッピングパスを設定することもできます。
    テーブルを含むバージョン6プロジェクトを4.0形式で保存すると、旧バージョンのQuarkXPressでテーブルはテキスト/画像ボックスのグループに変換されます。

  2. マルチアンドゥー
    QuarkXPressの取り消し(アンドゥー)/やり直し(リドゥー)機能が、マルチアンドゥー/リドゥーへと拡張されました。マルチアンドゥー機能により、複数のアクションを取り消したり、取り消した一連のアクションを再びやり直すことができます。さらにこれまでのバージョンのQuarkXPressでは取り消し/やり直しの対象ではなかったアクション(テキスト取り込み、画像取り込み、テキストリンク、スタイルシートの編集など)も新たに対象アクションとしてサポートされています。

  3. 高解像度プレビュー
    QuarkXPress 6では、画像の高解像表示機能が追加されました。画像の配置やサイズ変更の際、あるいは拡大表示して作業するような場合にも、ピクセルの影響を最小限に押さることができます。さらにこの機能を利用すれば、より正確なクリッピングパスを作成できるようになります。

  4. ビジュアルインジケータ
    ビジュアルインジケータとは、アイテムの右下角に現れる小さな四角いアイコンです。その使用目的はさまざまですが、一例を挙げると、レイヤーを含むQuarkXPressファイルにおいてはアイテムが配置されているレイヤーと同色のビジュアルインジケータが表示されます。
    一方ウェブレイアウトスペースで使用されるビジュアルインジケータは、HTMLテキストボックスに指定されていないテキストボックスを識別する際に利用されます。HTMLテキストボックスとして使用できるのは方形のボックスのみで、それ以外の形状(円形やベジエなど)のテキストボックスはHTML書き出しの際にラスター化され、すべて画像へと変換されます。
    ビジュアルインジケータはこのほか、ロールオーバーや画像マッピング、ハイパーリンクの適用の際などに、フォームボックスや画像を識別するためにも利用されます。

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  1. ウェブ機能
    QuarkXPress6は新たに、Webコンテンツを簡単に作成できるウェブレイアウトというフォーマットを採用しました。QuarkXPressの使い易いユーザーインターフェースと優れたデザイン機能を利用しながら、WWW上のページ作成スタンダードであるHTMLページ要素をWYSIWYG環境で扱うことができます。QuarkXPress 6のWeb機能を使えば、使い慣れた操作で魅力的なWebページをかつてないほど簡単に作り上げることができるでしょう。

  2. WEB ツールパレット
    Webツールパレットには、ウェブレイアウトの作業効率を高める、フォームコントロールやイメージマッピングのためのツールが含まれています。フォームコントロールツールを使って、ウェブレイアウトやフォームに対して様々な編集が行なえます。
  1. ウェブレイアウト機能
    QuarkXPressではWYSIWYG環境でWebページをデザインすることができます。作成したレイアウトをHTML形式で書き出す際に、レイアウトのHTMLタグが生成され、ハイパーリンク、フォーム、ダイナミックアイテム、ロールオーバー、メタタグ、イメージマップなど、多様なHTML機能を駆使してページをデザインできるのです。メタタグはWebブラウザに表示されることはありませんが、検索エンジンがそのページを検出するのに役立つようなWebページに関する情報を付加します。

  2. HTML形式でレイアウト書き出し
    QuarkXPressレイアウトコンテンツをWebページへと変換するには、まずHTMLファイル書き出しを行います。HTML形式で書き出されたレイアウトには、テキストや画像ファイルその他の必要な関連ファイルが含まれます。レイアウトに含まれる画像については、HTMLファイルへ書き出す際、自動的にJPEG、GIF、PNG形式へと変換するためのオプションも用意されています。またプレースホルダーを利用してHTMLテンプレートへXMLコンテンツを流し込み、自動的にHTMLとしてフォーマットするといったことも可能です。

  3. HTMLプレビュー
    QuarkXPressのすべての機能を正確にHTML形式へ変換することはできないため、QuarkXPress上で作成したウェブレイアウトはブラウザ上で見るのとは多少違って見えるかもしれません。このためQuarkXPressにはレイアウトをHTMLへ書き出す前に、実際のWebブラウザ上でどのように見えるのかを確認するためのHTMLプレビュー機能が用意されています。

  4. ハイパーリンク
    ハイパーリンクとは、クリックによって何かのアクションを実行させるという、WebページやPDFファイルで多用される機能の一つです。ハイパーリンクは、単語や画像などWeb利用者がクリックするアイテムやページ上の領域などに対して設定します。「ハイパーリンク」パレットを利用して、ハイパーリンクの表示方法やリンク方法を指定できるほか、印刷/ウェブレイアウト内でページ間ハイパーリンクを作成したり、あるいはURLを伴うハイパーリンクを適用することも可能です。

  5. カスケーディングメニュー
    カスケーディングメニューとは、複数のメニューアイテムを一つに束ねておき、ユーザーがマウスポインタを置くとはじめて、内包されるサブメニューが一度に表示されるというようなインターフェイスです。カスケーディングメニューを利用して、洗練されたWebデザインを実現できます。

  6. CSSフォントファミリーの指定
    CSS(カスケーディングスタイルシート)用にフォントファミリーを作成することで、デザイン作業の効率を飛躍的に高めることができます。フォントファミリーを指定して、そのWebページで使用されているフォントがWeb利用者のシステムに無かった場合に、どの代用フォントでページを表示するかを設定します。

  7. ロールオーバー
    基本ロールオーバーや2ポジションロールオーバー機能を使用して、Webページにひとクラス上のビジュアル表現を可能にします。2ポジションロールオーバーは、基点と対象ボックスを別々に指定できるため、ページ上の離れた位置にあるテキストボックスや画像ボックスを使ってロールオーバーを作成することができます。これでデザインの可能性は無限に広がるでしょう。

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  1. 印刷
    QuarkXPress 6では、印刷用レイアウトの出力機能にいくつもの改善が行なわれました。空白版の作成、印刷プレビューへのアクセス、非PS出力、カラーマネジメントおよび出力デバイスのマネジメント、コンポジット/分解版の両出力に対応する印刷レイアウトスペースの作成、などです。

  2. 印刷プレビュー
    レイアウトのプレビュー画面には、印刷可能領域、レイアウト領域、ブリード領域、トンボがイラスト表示されます。左右反転、ネガ印刷などの別もイラスト表示されます。レイアウトに対して正しい出力設定がなされているかを一瞬で確認できるため、出力後に間違いに気付いて修正に多くの時間と労力をかけるような事態から解放されるでしょう。

  3. 非PS出力
    非PostScriptデバイスに関して以下のような改善が行なわれました。
    • 縮小印刷
    • 縮小率/拡大、ページ配置、印刷領域に合わせる指定
    • 取り込んだラスター画像に対する線数の制御
    • 回転したTIFF画像の高解像度印刷
    • コンポジットRGB出力
    • 印刷書式のオプション選択

  4. AS ISコンポジットカラー
    AS ISカラーは、PSコンポジットカラーデバイスへ出力する際、入力時のカラースペースによってカラーを規定するという設定オプションです。この場合、カラーマネジメントは最終出力デバイスに依存することになります。QuarkXPressで作成した印刷プロジェクト、PDFファイル、EPSファイルに対してAS ISカラーを指定できるようになりました。

  5. Device N
    Device N(デバイス・エヌ)は、PostScript Level 3がサポートするカラースペースまたはカラーモデルの名前で、3色(RGB)や4色(CMYK)で再現可能なカラー範囲を大きく広げるものです。従来なら特色を使うかまたはHi-Fiカラー、Multi-Componentといった多重掛け合わせをしなければ再現できなかったカラースペース、さらにそれ以上のカラースペースまでも定義することができます。Device Nカラーモデルは、出力デバイスが扱うことのできるカラースペースへと自在にコンバートされるため、ひとつのQuarkXPressプロジェクトは、タイプセッタでの分解版出力にも、カラープリンタでのコンポジットカラー出力にもどちらにも対応できます。QuarkXPressで生成したEPSファイルやPDFファイルに対してDevice Nコンポジットカラーを適用することもできます。

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  1. 出力ファイルの収集
    出力ファイルの収集機能が一層パワフルかつ使い易くなりました。これまでのファイル、取り込み画像、出力レポートという収集アイテムに加え、新たにある種のフォント(コピープロテクト適用外フォント)やICCカラープロファイルも収集します。さらにレイアウト、画像、フォント、カラープロファイル、レポートという収集アイテムごとに、収集の要/不要を選択できるようになりました。

  2. カラーマネジメント
    Quark CMS QuarkXTensionsソフトウェアを利用して、カラーマネジメントを行なうことができます。QuarkXPress 6のQuark CMSでは、レンダリングの方法が選べるほか、RGB、CMYK、PANTONE hexachromeィの各カラーモデルへ変換する際にどのカラープロパティを保持すべきかをカラーマネジメントモジュールに対して指定できるようになりました。Windows環境ではQuark CMSが、ICM 20 CMMとKodak CMMのどちらを使用するかを設定できます。

  3. 索引
    索引機能も改良されました。索引パレットに見出し語を追加する際、挿入される名前やフレーズを「名、姓」のように逆順で追加することができます。そのほか、見出し語のレベルを変更したり、クロス参照へのデフォルト文字スタイルシートを設定できるようになりました。

  4. ブック
    QuarkXPress 6で強化されたブック機能ではページ番号をうっかり書き換えてしまわないよう、一つのレイアウトは一つのブックに対するチャプターとしてのみ追加が可能です。ブックとチャプターは、読み込み専用(Mac OS環境)またはロック状態(Windows環境)で作成可能になりました。

  5. QUARKXPRESS 4.0で保存
    QuarkXPress 6プロジェクトを、QuarkXPress 4.0ドキュメント(.qxd)またはテンプレート(.qxt)形式で保存することができます。

  6. その他の新機能
    • リスト作成時に、「段落スタイルシート」に加え「文字スタイルシート」を利用できるようになりました。
    • テキストボックス編集時の不透明化が行なえます。この機能を使うと、作業中のテキストボックスのバックグラウンドが一時的に不透明になり、テキスト編集をしやすくします。
    • 「EPSとしてページ保存」時にページの背景を透明にしてEPS保存することができます。QuarkXPressまたは他のアプリケーションでこのEPSファイルを取り込む、または印刷する際、バウンディングボックスは透明になります。
    • Mac OS環境限定の機能:Script QuarkXTensionsソフトウェアによって、テキストボックスをリンクしたり、画像ボックスに裁落しトンボを作成したり、ルーラーガイドやボックスにグリッドを自動生成したりするためのスクリプトを作成できます。
    • Apple Scriptの拡張サポートには、Tables Suiteへの追加や、テーブルへの参照オブジェクト、OPI、ブリードなどが含まれます。

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