QuarkXPress6と4の画像サイズ認識の違いについて
QuarkXPress4では、画像データの"BoundingBox"に基づいて画像サイズを認識するため、レイアウト上での画像サイズの認識と実画像サイズ間に誤差が生じることがあります。出力時には、実画像サイズによる出力処理が行われるため、この誤差が問題になる場合があります。
仮に50mm*50mmのEPS画像を取り込みを行うと、50.09mm*50.09mmの画像サイズと認識されてレイアウトに配置されますが、出力時、この画像データは実画像サイズ50mm*50mmにて出力が行われます。
※QuarkXPressで認識される画像サイズは、画像作成元アプリケーションの仕様により異なります。
QuarkXPress4 50mm*50mmサイズのEPS画像取り込みダイアログ
QuarkXPress6 50mm*50mmサイズのEPS画像取り込みダイアログ
■QuarkXPress4
上記画像使用時の問題例1
実画像と同サイズの50mm*50mmの画像ボックスに画像を取り込み「画像をボックスに合わせる」を実行すると、レイアウト上で画像サイズが50.09mm*50.09mmとして認識されているため、99.8%の画像サイズに縮小が行われます。
出力時、この画像データは実画像サイズ50mm*50mmにて出力されるため、画像サイズ50mm*50mmの画像に99.8%の縮小が適用されて印刷されます。
上記画像使用時の問題例2
画像取り込み時に認識される画像サイズ50.09mm*50.09mmに合わせて、50.09mm*50.09mmの画像ボックスに取り込んだ場合、出力時に実画像サイズ50mm*50mmにて出力されるため、実画像サイズとの誤差(この例では0.09mm)の分、画像ボックスの背後に配置されているコンテンツやボックス自体のバックグラウンドカラーが印刷されてしまいます。
■QuarkXPress6
この問題への対応
QuarkXPress6では、画像データの"HiResBoundingBox"に基づいて画像サイズを認識することによって、この問題に対応いたしました。50mm*50mmの画像は、レイアウト上でも50mm*50mmとして、実画像と同サイズの画像サイズで認識されます。
ファイル互換について
QuarkXPress4で作成されたファイルをQuarkXPress6で開いた場合、画像使用状況(補助メニュー)では、"HiResBoundingBox"に基づいた画像サイズが表示されますが、QuarkXPress4の画像取り込みサイズの情報を維持しているので、画像サイズは影響を受けていません。
しかし、画像の更新や画像の再取り込みを行うと"HiResBoundingBox"に基づいて画像サイズが認識されるため、QuarkXPress4ファイル作成時と誤差が発生することがあります。