"MacOS版とWindows95/NT版のQuarkXPressではドキュメントをやりとりできますが、以下のようにフォントに関してはいくつかの注意事項があります。
フォントバージョンとメトリックス
QuarkXPressドキュメントを両方のプラットフォーム上で画面表示も出力結果も成功させるには、ドキュメントに使用されているフォントのバージョンを、MacOS上でもWindows95/NT上でも同一に揃えなければなりません。
またフォントメトリックスにも注意する必要があります。メトリックスとはフォントの文字幅・サイズの定義を指します。あるフォントが同じ名前、製造元であっても、MacOSとWindows95/NTではメトリックスが違う場合もあります。このわずかな違いがリフローを起こす場合があります。ライン、コラム、ページなどレイアウトが保持されているかを確認したい場合は、コンバートしたドキュメントと比較するために、あらかじめオリジナルドキュメントのバックアップをコピーしておきプリントしてください。
Type 1とTrue Type/システムフォント/特殊文字
一方のプラットフォーム上で使用できないフォントが含まれているドキュメントを開くと、「フォントが見当たらないので置き換えますか」という意味のアラートが表示されます。クロスプラットフォーム上でQuarkXPressドキュメントを使用する場合は、互換性を高めるために、Type 1フォントを使用してください。Windows95/NTマシンにはたくさんのTrue Typeフォントが入っていますが、これらのフォントに対応するMacOSバージョンが用意されている場合は、そう多くはありません。
MacOSのシステムフォント、Chicago, Geneva, Monaco, New Yorkなどは、Windows95/NTマシンにはないため、Windowsで開き、編集する可能性のあるドキュメントではこれらのフォントは使用しないほうがよいでしょう。同様にWindows95/NTのシステムフォント、たとえばModernなどの使用は避けるべきです。これらのフォントが含まれたテキストを他方のプラットフォームで開いた場合、「フォントが見当たらないので置き換えますか」という意味のアラートが表示されます。
特殊文字とキャラクタマッピング
両システムのキャラクタセットに含まれていない特殊文字の使用は避けてください。ASCIIコード128 - 255の拡張ASCIIキャラクタも含めて、127 ASCIIキャラクタセットは両プラットフォーム間で正しくマッピングされません。リガチャー(2つの文字を1つとして扱う)はMacOS上でのみ使用でき、Windows95/NT上では、正しく扱われません。
また、Windows95/NTキャラクタマップ(CHARMAP.EXE)を起動させ、フォントを選択すると、そのフォントで利用可能なASCIIキャラクタのすべてが表示されます。
MacOSとWindows95/NT間でフォントのキャラクタは違った形でマッピングされています。デフォルトではWindows95/NT版QuarkXPressは、MacOS上で作成されたドキュメントを開くとき、フォントを基本的な変換処理で行っています。ところが、symbol fonts(あるいはpi fonts)のキャラクタは、すでに両プラットフォーム上でまったく同様にマッピングされています。MacOS版QuarkXPressドキュメントをWindows95/NT版QuarkXPress上で開いたとき、これらのキャラクタが正しくマッピングされていることを確認するためには、以下のフォーマットを使用しQuark.iniファイルにコメントを加えることによって、キャラクタ情報を翻訳しないプログラムを作成できます。
DoNotTranslate=フォント名,フォント名.(カンマで区切り、スペースは入れない)
例:DoNotTranslate=Carta,Sonata,ZapfDingbats.
フォント変換ユーティリティ
いくつかのユーティリティーパッケージでは、異なったプラットフォーム上で使用するために、例えばWindows Type 1をMacintosh Type 1という具合に、TrueTypeやType 1フォントをコンバートできます。ただしこれはいつでも可能というものではありません。いくつかコンバートされたフォントの情報にエラーが含まれていると、QuarkXPress for Windowsで使用されたとき問題を起こします。他のWindows用アプリケーションではフォントが正しく表示されプリントできても、QuarkXPress for Windowsでは文字組版情報が変更されたために正しく作用しない場合もあります。
